分かっているのに止められない!Jリーグのドリブラー外国人助っ人編

前回、Jリーグの日本人ドリブラーを取り上げたのに引き続き、外国人ドリブラーについて書きたい。

1、ペドロジュニオール

外国人のNo1ドリブラーはペドロジュニオールだと思う。
ペドロの特徴は前を向いた状態だけでなく、ゴールに背を向けた状態からでもドリブルを開始できることだ。
仕掛けるのが得意なドリブラーのタイプで、相手を背負って時間を作ることもできる選手は少ない。
ガンバ戦のこのシーンでは見事のファーストタッチで反転し、相手を置き去りにしている。
 

前を向けば、右サイド、中央、左サイド、どこで持っても仕掛けることができる。
以前の新潟やガンバ時代もドリブル技術には秀でていたが、当時は技術を見せつけるようなドリブルが多く、まさに「コネる」という表現が適切なドリブルをしていた。
現在は、シュートを打つための手段としてのドリブルに変わっている。突破の成功率、ドリブルがシュートに直結する回数において、他の外国人選手を大きく突き放しているので、彼を外国人No1ドリブラーに選んだ。

 

2、アデミウソン

2人目はアデミウソンだ。
彼は単純なドリブルの仕掛けはペドロには劣るが、ボールを奪われないキープ力と反転の身のこなしは一級品だ。
視野が広く、周りを使いながら攻めたい選手なので、基本ゴリゴリ運ぶことはあまりしない。
ただ、ルヴァンカップ決勝のレッズ戦のゴールのように強靭なフィジカルで相手を吹っ飛ばし、追走してくるDFに追いつかせないスピードでドリブルできる選手でもある。そういう意味では普段からもっと突破を図っていい。
 

3、ハモンロペス

3人目はハモンロペスを選んだ。
特徴は左足を駆使したしなやかなドリブルで、直線的なドリブルもあれば、トリッキーなドリブルもできる。
ただ速いだけでなく、体も強いので、右手と体で相手をブロックしながら左足を振れるのも強みだ。
突破するドリブルとキープするドリブルの使い分けの判断は上2人より勝る。
サガン鳥栖戦のようにカットインから左足の強烈なシュートは得意の形。また、サイドに流れてボールを受ければ、右サイドからはGKとDFの間に早いボールを送れ、左サイドで持てば巻いて頭に合わせるクロスも上げられる。
ゲームの展開に関わらず、存在感を発揮できる素晴らしい選手。

得意の形↓

トリッキーなドリブル↓

番外編

他に思い浮かんだのは柏のクリスティアーノ、ディエゴオリヴェイラだ。
クリスティアーノはリベリーのように半歩前に出れば腕と上半身のパワーで抜け出すことができ、ディエゴオリヴェイラは上半身を使ったフェイントに長けている。
ただ、クリスティアーノはキック精度が高い分、サイドチェンジやシュートが多いので、仕掛ける頻度で上の3人に劣ると判断した。ディエゴオリヴェイラは接触を嫌がる傾向があり、ファールで止められてしまうシーンが多いので、突破の成功率で上の3人の方が上回っていることから外した。
全体としては、以前よりドリブルの面では外国人が強烈でなくなった。
川崎のレナトや鹿島のカイオがいなくなってしまった影響もあり、この人といえばドリブル!という選手はむしろ日本人が多いという印象を受ける。
エンターテイメント的な側面からも、かつてのエメルソンやジュニーニョのような2、3人平気で抜き去るような外国人助っ人がほしい。